真骨頂「ER緊急救命室」

医療ドラマとして331話も続いた 「ER」海外ドラマを好きになったきっかけはこのドラマという人も多いのでは? 1994年放送開始のこのドラマ。シカゴのカウンティー病院の救急救命室を舞台に医師、看護師そして患者の日常を描いた物語です。命の現場での医師たちの戦いぶりの合間に、患者の人間ドラマ、病院スタッフたちの愛憎劇を多重的に見せ、ステディカムをつかったスピード感溢れる映像と綿密に練られた脚本、正確な医療考証ととても贅沢に作られたこれぞ海外ドラマの真骨頂といえるドラマです。主演陣のひとり小児科医を演じたジョージ・クルーニーはここから言わずと知れたハリウッドの大俳優へと出世していきます。シリーズの前半は新米救命医カーターの苦悩と成長を主軸としてジョージ演じるダグと看護師キャロルの恋愛をからめて進行していきます。主役陣の何人かを別々の脚本家が書いていってまとめているのでたくさんのエピソードが出てきてもストーリーラインに破綻がなく濃密な人間模様が描けるのです。だから内容はこれでもかというほどの盛りだくさん。人種問題、医療現場でのHIV問題、同性愛、とお腹いっぱい。シリーズが長くなるにつれ主演俳優たちも次々に卒業していき、主役のカーターも途中降板するとシリーズ末期になると初期メンバーはいなくなり他にも医療ドラマがたくさん登場してきたこともあり15シーズンで終了となりました。この最終シーズンにはジョージ演じるダグとその妻になっているキャロルなども出演し華をそえました。